四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

California Fitness & Yoga : 施設紹介 ( ロッカールーム )


  

 少し「Pico Plaza」に入っている「California Fitness & Yoga」の施設を私なりに紹介したいと思う。

 

■ ロッカールーム ■

 さて、まずロッカールームだが、とても広々としていて清潔感がり、日本のフィットネスクラブのものと遜色はない。ただ、一つだけ大きな違いを挙げるとすると、ロッカーには鍵が付いていなくて、各個人が南京錠を用意してロックをしなければならない。

 私はフィットネス業界に身を置く人間ではないので断言はできないが、おそらく日本のそこそこの規模のあるスポーツクラブとかフィットネスクラブなど呼ばれるスポーツ施設で、「自分で南京錠を用意してロッカーに鍵をかける」というような形式を取っているところはないのではないだろうか。キーは最初からそれぞれのロッカーに備わっていて、ロックした後はそれぞれが持ち歩いて管理すろのがほとんどのはずである。

 「各個人が南京錠を用意する」というのは初めてではなく、10年前にタイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールでフィットネスクラブに通ったときもロッカールームは全てその形式だったの特に驚くことはなかった。もちろん、事前に用意しておいた。

 ただ、「もし鍵をなくしてしまったらどうするんだろう?」という思いは前々からあった。日本の場合であれば、マスターキーみたいなものをクラブ側が必ず用意してあるので、紛失してしまった旨を伝えればマスターキーで開けてもらえる。(ただし、紛失したキーの実費は取られるはず)

 それに対して、自分で用意した南京錠の場合、落としたキーを誰かが拾って届けてくれればよいが、そうでなければクラブ側がスペアキーなどを持っているわけがないので「ロッカーが開けられない」という場合も少なからず出てくるはずである。私は「そういう場合は、きっとグラインダーかなにかでキーを切断するしかないんだろうな〜」と思っていたのだが、今回、ラッキー?にもそういう場面に出くわしたのである。

 ひと汗かいてロッカールームに戻ると一人の男性がロッカーの前で落ち着きなさそうに立っているのである。「あれ〜、どうしたんだろう?」とチラチラとその男性に視線を送っていると、クラブ側のセキュリティーのスタッフが2人ほどやって来て、その男性に「このロッカーですね?!」という感じで話しかけた。そこでやっと私も状況が判断できた。

 書類が挟んであるバインダーのようなものを持っていた一人のセキュリティースタッフが、その男性にバインダーを差し出してサインを求めている。鍵を紛失した男性がサインをし終わったので、私は「いよいよ焼き切るのかっ!」とずっとそちらを注視していたのだが、ロッカールームに来たスタッフは2人とも焼き切るような道具らしき道具は持っていない。

 すると、もう一人のスタッフが腰にぶら下げていたキーの束のようなものを手に取りその中から「え〜と、どれがいいかな〜」という感じで何かを探し出した。すぐに「あ〜、これこれ」という感じでそのうちの1つを取り、鍵を紛失した南京錠に差し込み2、3秒ガチャガチャやったかと思うと、次の瞬間、カチャと少し軽い音がして南京錠が開いたのである。

 私は、その様子を見て「そうか、その手があったのか!」とちょっと感動してしまった。まさかピッキングで開けるとは想像もしていなかったわけである。まあ、よくよく考えたら、もしグラインダーなどで焼き切れば、火の粉や煙も出るし、嫌な匂いもロッカールーム中に充満するだろうから営業中はとても現実的な方法ではないはずである。そう、ピッキングがベストである!

・ロッカールーム

 ロッカールームには、ロッカーのみならずトイレやシャワーも備えられているのは言うまでもない。

 ※写真はサイト「Picoplaza」より。

・鍵はなくすわけにはいかない!

 鍵はなくすわけにはいかないわけである。手で持ち歩いていれば十分になくす可能性はあるので、私の場合、いつもシューズのひもに通していた。