四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

難儀しました、卓球場探し!( その1 )


 

一応、下調べはしている

とりあえず行ってみたものの…

ル・ティ・リエン公園

 

■ 一応、下調べはしている ■

 ホーチミンに滞在している間のやりたいことの1つに「卓球」があった。「なんでわざわざベトナムで卓球を」などと言われてしまうのは十分に理解ができる。それに、自分で言うのも何なのだが、私、決して卓球が上手なわけではない。よって、ベトナムの人たちに「これが日本の卓球だ!かかってこい!」などと言って挑戦状をたたきつけるつもりも毛頭ない。そんなことをしても「撃沈」させられているのは目に見えている。

 「じゃあ、なぜ?」と聞かれれば、「去年の11月からコンスタントに週2回のペースで行っている卓球を、旅先でそのまま週2のペースは維持できないとしても、少しでも行っておきたかった」からである。それに、現地の人と行うことによって多少なりともコミュニケーションが取れると思ったのも事実。

 それで、一応、出発前にいろいろと調べてみた。よく用いる方法がグーグルマップである。スーパーマーケットを探したときと同じように、まず、ホーチミンの地図を呼び出し「table tennis」のキーワードで検索をかけるのである。

 ヒットするとその結果が赤い○で地図上に示される。ただし、それがいわゆる「卓球場」とは限らない。卓球用品を扱うスポーツショップなども検索結果に含まれてくる。また、仮に「卓球場」だったとしても、宿からあまりにも離れていれば行くことは困難なので、検索結果はあくあまでも参考程度となる。

 それで、上記の方法で、宿から2.4qほど離れたところに「卓球場」らしき施設(写真だけで見るととても卓球場とは思えなかったが…)を発見したので、出発前は「とりあえずそこを当たってみよう」と思っていた。

 

■ とりあえず行ってみたものの… ■

 宿から2.4qほどなのでタクシーで行けば10分もかからないはずである。料金的にも大したことはないだろう。ただし、「渋滞がない」というのが大前提となる。渋滞が発生すれば何分かかるかわからない。

 日中に出かけたので渋滞が発生する時間ではなかったが、行き方もほぼ一直線だったし、途中の景色も楽しみたかったので「歩くかっ!」となったわけである。ただ、これが大変であった。日差しもかなり強かったし、バイクや車の排気ガスもすごく「オレも現地の人のようにマスクでも持ってくればよかったな〜」と思ったくらいである。

   

 歩き始めて40分も経ったであろうか、「そろそろだと思うのだが…」とキョロキョロして歩みを進めていると右手に公園が見えてきたので「あれっ、行き過ぎてしまったか!?」となった。事前にグーグルマップで調べていて、「公園まで行けば行き過ぎ」ということは頭に入っていた。

 よって、通り沿いのお店を1軒1軒確かめるように注意深く戻っていくとそれらしきものがあったのである。半開きになった窓から薄暗い中をのぞいてみると、卓球台などは一切なく、もうかなり前から空き店舗になっているような状態であった。グーグルマップで調べたときに写真なども何枚か載っていて「これ本当に卓球場なのだろうか?」とか「どう見ても営業しているようには見えないのだけれど…」という不安が的中してしまった。

 ・ 下の写真はグーグルマップのサイトから拝借したもの。どう見ても「卓球場」という感じの建物ではなく、場末の酒場の雰囲気を醸し出している。ただ、看板の「Bóng bàn」とはベトナム語で「卓球」を意味する。

   

■ ル・ティ・リエン公園 ■

 仕方がないので宿に戻るしかなかったのだが、「せっかく来たのだから…」ということで、近くの公園に寄ってみた。名称は「ル・ティ・リエン公園」のようだ。

 それほど大きな公園ではないのだが、テニスコートやプールの施設も園内にはあった。人々は思い思いに散歩やジョギング、将棋のようなゲーム、そして池で釣りを楽しんでいた。また、公園の一角では鉄球を使ったカーリングのようなゲームのペタンクで異常な盛り上がりを見せていた。

 観光客の姿をほとんど見ることはなかったが、現地の人の生活の一部を垣間見ることができたような気がする。

   

・ 公園の正面入り口

・ ひと時のコーヒータイム

 炎天下を3q近く歩き、当初の目的だった卓球場も閉鎖されていたためクタクタ状態。しばらく入り口付近のカフェでコーヒーを飲んで身体を休めた。向かって左のコップに入っているのはサービスのお茶。おそらくジャスミンティーだと思われる。

・ 党の記念碑?

 何の碑なのかは分からないが入口付近にあったためとりあえずカメラに収めることに。雰囲気的に共産党関係の碑ような気がしないでもない。