四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 査 証:カンボジア 」


■ カンボジア ■

 

 その取得には以下の4つの方法がある。

1. 大使館(東京都港区赤坂)に出向いて申請をする。

2. 郵送で申請をする。

3. オンラインで申請をする。「E-visa」と呼ばれているようである。

4. ベトナムで取る。(2種類の申請方法)

 上記の1と2に関してはベトナムと同じ。それで3の「E-visa」なのだが、これはベトナムにはないシステムで、オンラインで全てを済ませてしまう優れものになる。申請フォームに必要事項を記入し、申請料はクレジットカード落とし、そして自宅でプリントアウトすればすべて完了。料金は申請料が30$、プラスして「システム使用料」なる名目があり、これが7$、つまり合計で37$かかることになる。

 「いや〜、それは楽チン!」と思い「E-visa」を利用しようと思ったのだが、念のためにネットで少し調べてみると「ベトナム国内で取得が可能」とある。その取得の仕方は以下の2通り。 

1. ベトナムに滞在しているときにオンラインで「E-visa」を利用する。⇒申請料30$

2. 陸路でカンボジアに入るときに国境で取得する。⇒30$〜35$

 最も費用の掛からない方法としてはベトナムで「E-visa」を利用することなのだが、「果たしてうまく利用できるだろうか?」という一抹の不安はある。つまり、いくらベトナムに滞在していたとしても、日本にあるカンボジアの大使館のサイトから入って申請すれば「システム使用料」の名目で7$がかかり、なおかつプリントアウトという手間も発生する。よって、ベトナムで申し込む意味がなくなる。

 つまり、ベトナム国内で「E-visa」を利用するのなら、現地でのサイトから入ればおそらく「システム使用料」などというものは発生しないのだと思うのだが、それはベトナム語で書かれたサイトと言うことを意味し、当然のことながら「ベトナム語で書かれたサイトなど分かるわけがない」ということになる。

 最後に陸路で入国するときにビザを取る方法だが、これが最も安く済ませることができるようである。陸路で移動する場合、ホーチミンにいくつかあるバス会社を選んで行くわけだが、国境が近づいてくると乗務員が乗客のパスポートがカンボジア入国のために回収し、その時に「ビザ申請料」として35$が徴収されるようだ。

 ただ、実際に申請にかかる費用は30$で、バス会社側へのその申請の手数料として5$を上乗せして支払うシステムになっているようだ。バスの乗客のほとんどはその内訳を知らずに「ビザの取得には必ず35$が必要」と思い支払っているみたいだが、中には事前にいろいろと調べていて「オレは自分で申請するので」と強く主張し、パスポートを乗務員に預けずに申請窓口に自分で出向いて30$で申請を済ませる旅行者もいるらしい。

 生来の小心者である私は、バスの乗客のみんなが当然のようにパスポートを乗務員に預け35$を支払っているところを、「オレは自分で申請するから!」などと強く主張できるとは到底思えない。というか、「5$くらい全然OK,それで美味しいものでも食べて!」となるのは目に見えている。そして、「う〜む、オレってなんて大らかな人間なんだろう」と自画自賛してしまうに違いない。ということで、カンボジアのビザの取得には35$を見ている。